第27回日本Cell Death学会を開催するにあたり
第27回日本Cell Death学会学術集会 |
2018年度の第27回日本Cell Death学会を開催させていただくことになりました京都府立医科大学 循環器内科の的場聖明でございます。本学会も2016,17年度の学会と同様に新学術領域「ダイイングコード」との共催という形で開催いたします。今年度の学会は、2018年7月27日(金)、28日(土)の2日間にわたり、京都府立医科大学の図書館ホールで開催いたします。京都駅から市バスで約20分の京都府立医科大学の図書館内に位置し、至便な地域にも関わらず、鴨川と御所に挟まれた古都の趣を感じることのできる閑静な場所です。
本学会では、最先端の細胞医研究の発表を2日間実施する中で。初日はLife Science Dayとして主に細胞死の機序や制御機構について、2日目はMedical Dayとして基礎研究から医学応用を中心に構成しています。特別講演には、京都大学大学院理学研究科 森和俊先生に小胞体ストレス研究の最新の話題を、教育講演には、慶應義塾大学の河上裕先生に癌の免疫制御についてご講演をお願いししています。細胞死研究のシンポジウムとともに充実した2日間にしたいと考えております。ポスター発表では、優秀演題表彰を実施する予定であり、多くの研究者間の議論を通して、細胞死研究の発展と医学貢献を目指しています。多数の会員の方々の学会への参加をお待ちしておりますので、何とぞよろしくお願いいたします。
第27回日本Cell Death学会学術集会
副会頭 金井 恵理
天理医療大学 医療教育・研究センター
このたび、第27回日本Cell Death学会学術集会を、京都府立医科大学循環器内科学 的場聖明教授とともにお世話させていただくことになりました。ここに謹んでご挨拶申し上げます。
本学会は、会員の半分が基礎研究者、半分が臨床医で、双方が一緒になって細胞死研究を軸に議論を繰り広げることのできる、きわめて恵まれた学術の場です。第27回のテーマは「生命科学と医学への貢献」で、特に「細胞死研究を疾患治療にどう生かすか」ということについて、参加される様々なお立場の皆様それぞれに、大きなお土産を持って帰ってもらうことを願って、的場聖明会頭とともにプログラムを構成いたしました。
本学会の歴史を繙きますと、1992年に発足した「アポトーシス研究会」までさかのぼるようです。その後「東海アポトーシス研究会」と合併して「日本アポトーシス研究会」、さらに発展して2009年には「日本Cell Death学会」となって現在に至ります。わたくしどもも「日本アポトーシス研究会」時代より勉強させていただいており、このたびの第27回学術集会は、ご恩返しの心持ちでお迎えする所存です。
7月の京都はちょうど祇園祭の暑い時期です。暑い盛りに熱い議論が交わせる場を心を込めてご用意しております。多くの方々の参加をお待ちしております。