第28回学会学術集会を担当することになりました東京大学薬学系研究科の三浦です。私がこの分野に入った1990年代は細胞死実行の基本的なフレームが怒涛の勢いで解明され、日本人の貢献が大きい研究分野となりました。現在、細胞死研究は、細胞排除と貪食機構の解明、生体でおこるアポトーシス以外の多様な細胞死実行機構の解明、死細胞から発せられるシグナルの解明、発生、成長、老化での細胞死モードの変換、病態での細胞死機構と細胞死介入による治療、とその研究対象は大きな広がりを見せています。会場は東大本郷キャンパス、三四郎池のほとりにある山上会館です。夏の緑濃き池の辺りで、細胞死研究の面白さを満喫ください。教室員一同でお待ちしています。
第28回日本Cell Death学会学術集会
年会頭 東京大学薬学系研究科遺伝学教室 三浦正幸