ご挨拶Greeting



　
　
　この度、第25回日本Cell Death学会学術集会を、来る2016 年9 月9 日(金)、10 日(土) に、きゅりあん（品川区立総合区民会館）にて、新学術領域研究「細胞死を起点とする生体制御ネットワークの解明」と共催で開催させて頂くこととなりました。

　日本Cell Death学会は、1992年に発足した「アポトーシス研究会」と1997年に発足した「東海アポトーシス研究会」を前身としています。その後、2003年に両会が合併し「日本アポトーシス研究会」となり、2010年の第19回より「日本Cell Death学会」として学術集会を開催しています。毎年、最先端の細胞死に関連する研究成果が研究者によって発表され、活発な討論が行なわれています。

　細胞死研究は、90年代後半から世界的に急激な進展を見せ、分子細胞生物学などの基礎研究によってアポトーシスの分子機構についてほぼ解明されつつあります。近年、ネクロプトーシスやフェロトーシスなど非アポトーシスの細胞死の存在が多数報告され、細胞死分野がますます広がりを見せています。さらに、神経変性疾患、がん、 心筋梗塞、脳梗塞などの様々な疾患において細胞死が重要な役割を果たすことから、応用研究でも細胞死機構を制御する治療戦略が提唱されるようになっています。

　今回の学術集会では、最先端の細胞死研究成果ならびに臨床応用の可能性を議論し、細胞死に焦点をあてつつ、生命科学・医学分野に大きく貢献できる学術集会にしたいと考えております。

　皆様の積極的なご参加を心よりお待ちいたしております。
　　


　





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